2015年8月11日火曜日

ドイツワーホリVISA申請@ベルリン

決戦の日

いよいよ決戦の日がやってまいりました。

でも一体何が「決戦」なのか。
私も1か月前にはまだ知りませんでした。


『ベルリンの外国人局に行く』


ということがどういうことか。。
これについては先人たちが教えてくれています。





簡単に言うと、

・早朝から行列に並ばなければならない
・並んだとしても開門と同時に猛ダッシュ
・開館直後に定員に達し受付終了→後日再チャレンジ
・職員が不親切、適当、知識不足→たらい回し
・何が正しい情報か分からない

ということです。
ここ最近はそんなスリルとも無縁に生きていたなぁ。


しかし憂鬱になっても無意味ですので、とにかくやるしかありません。
必要書類は揃えました。先人のブログもたくさん読みました。

ここは恩返しの意味も込めて、今日は

『ワーホリビザ申請の最新情報@ベルリン』

の記事にします。これからの人、がんばってください。


ベルリンの外国人局へ

昨日は早めの就寝を心がけました。
当日は朝4時に起きて戦いに備えます。

そして4時50分頃には電車に乗り、
5時過ぎには外国人局の最寄りのSバーンWesthafen駅に到着。

まだ暗く、人通りもほとんどない道を、少々の不安を抱えつつ歩きます。

「誰も歩いている人いないんすけど大丈夫すか」

と言いたいところをグッとこらえ、
(そのあと先に妻に言われました)
Googleマップに従うこと10分強。


人々が!人々が座っている!


外国人局の門の外に35人ほどの列ができてきました。
7時の開門までまだ1時間半以上もあります。

必要以上にジロジロみられながら、
最後尾に並びます。

まぁ暇すぎて他に見るものないもんね。
気にしてはいけません。これから共に戦う同志ですから。

ベルリン外国人局に並ぶ人たちの列
列はこんな感じ
シートを敷いて寝っころがる人、
ソワソワと立ち上がったりしてみる人、
列に入らず様子をうかがう怪しげな人。

様々な人たちの希望を背負った門が、


あれ、もう開いた。


6時10分頃には開きました。


同志たちは立ち上がり、
順番に門をくぐります。


ここはダッシュなし!紳士淑女の行列です。


敷地内には建物が少なくとも3棟あり、

入ってすぐ左手が【Haus A】、
まっすぐ進むと【B】があり、
その奥に【C】となっています。

並ぶ建物を間違えると致命的ですので、
ここは絶対に外してはなりません。


事前情報(ブログ)では、ワーホリはBです。

また、ベルリンの外国人局のワーホリのページ
こちらの右下から予約の申請ページに進めますが、
そこにも建物・部屋の記載がありました。

ベルリン外国人局 ワーホリビザ申請の予約ページ
赤枠 “Department” に場所が!
それによれば、

 “Department Ⅳ Z 4 (Working Holiday Visa)
        House B, 2nd floor, waiting room B41”

と書いてあります。やはり B。


門に入ってすぐ、

「日本からのワーホリだ」

とおじさんに伝えます。
すると、

「Haus B だ」

との答え。やはり事前調査と同じです。
しかしまだ信用できません。

先人が残した教訓を忘れてはならないのです。
彼らを信頼してはいけません。

続いてまた別のおじさんに聞いても、
やはりBでした。



もう信頼しようよ。



他に選択肢もないので【Haus B】に向かいます。

ベルリン外国人局 ハウスAの入り口
こちらは入ってすぐ左手のHaus A。

ベルリン外国人局 ハウスBの入り口
こちらがHaus B。このヒモの内側で待ちます。
あれ、俺ら先頭じゃん。


多くの同志はAに向かったため、
Bにはまだ誰も並んでいませんでした。

ちなみに門は早めに開いたけど、
建物に入るために結局ここで待つみたいです。

日本でお馴染み『地球の歩き方』を読みながら再び待ちます。
関係ないけどドレスデンにはぜひ行きたいです。


内部へ潜入

待つこと40分。

ドイツ東部の観光情報に詳しくなった頃、
ようやく中からおじさんが出てきたのは6時50分くらい。


開いた(゜∀゜)



実はこの直前まで少しソワソワしていました。
というのも、いざ入口が開いた時、


(同志たちは皆円満に列のまま進むのか、
 それとも新春恒例の福男ばりの死闘が始まるのか)


という疑問が私の頭を悩ませていたのでした。
念のため、臨戦態勢には入っておきます。

そして、いざスタートすると私の疑問は解消されました。

今回のレースの答えは、


やや早歩き!ww


そこに人間の尊厳をみました。
さすがはヨーロッパの経済大国です。
(同志はほぼ異国民ですが)

扉をくぐり、階段で3階を目指します。
依然として僕らは先頭のまま、後ろに福男(仮)もいない状況。
この時点で半ば余裕モードに入っております。勝ったな、と。

すると、そこに刺客が。

アラブ風の黒髪少女が右サイドを駆け上がってきます。
彼女を仮に内田と呼ぶことにします。

日本式の3階まで階段を上がる途中、
ついに内田は先頭にまで躍り出ました。

完全にオフサイドポジションです。

3階にたどり着くと、
内田は迷うことなく【Z41】という部屋に入ります。

すかさず部屋の前面の壁に取り付けてあるパネルを操作し、
整理券No.1をゲット。


「あー内田に取られた!!」


といいたいところですが、僕らは外国人局の初心者。


「そうやるのね!!」


と関心しちゃったのが素直な感想でした。
あんなタッチパネルの存在なんか聞いてないもんね。

ウッチーありがとう。
香川と長友はめでたくNo.2とNo.3を手に入れました。

ベルリン外国人局の整理券
ブンデス交流戦での戦利品
早起きしてよかった。


こちらの整理券ですが、
7時10分頃にはすでに発券終了していました。

その後からも次々に訪れる人々。
誰がタッチしようと、もうタッチパネルは表情1つ変えません。


ウソみたいだろ。
って上杉達也が言いそうな悲しみが漂います。

星屑ロンリネス。


ついに窓口へ

ベルリン外国人局の待合室
ここ(Z41)で自分の番号が表示されるのを待ちます。
おじさんの頭の先にタッチパネルもあります。
7時20分頃には早速No.2が呼ばれました。

「No.3は妻だから一緒にやってくれません?」

と頼んだら、OKもらえました。
お互いになるべく早く済ませたいですからね。

担当は優しそうなお姉さんでした。
書類を提出し、特に何も突っ込まれることなく終了。
ビザ発行できたら呼ぶから待っててねと、一旦退室します。

思っていた以上にトントンと進むので、
次第に力も抜けてリラックスして過ごせました。

山は越えた。あとは受け取るだけ。


次の呼び出しもそんなに待たないだろうと予測してましたが、
意外と時間はかかりました。

待ち時間にお腹も空くだろうと、
妻がお菓子を用意していてくれたのがありがたかった。

若干遠足の気分でポリポリ食べつつ、また地球の歩き方を読みます。
ちなみに館内では、コーヒーや軽食の売り子が回ってきたりしました。


最終的にここから2時間待ち、
もうドイツ全土の観光情報が頭に入ってしまうという頃、
ようやくNo.2が再表示されたのは9時半でした。

先ほどとは別の部屋に入ると、
女性職員が3人ほど、デスクでお喋りをしています。

その中の1人が、
「ビザ私がやっといたわよ!それじゃ楽しんでね♪」

と軽~く告げ、お喋り再開。

机の上にはビザが貼られたパスポート2つ。


なんか最後アレだけど、終わった!


外国人局に到着から約4時間。
こうして僕らはドイツ最難関(?)を無事に乗り越えました。

思っていたより早く済みましたね。
相当の覚悟で臨んだため、拍子抜け感は否めませんが。
まぁラッキーだったということで。

ちなみに料金は何もかかりませんでした。

今後も、現地の情報はどんどん変わっていくと思われます。
今回は私たちはうまいこといきましたが、
これから訪れる人は、こちらの記事は参考程度にしてください。

あと長友はイタリアでした。

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