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2016年6月1日水曜日

ドイツで電気解約 ~eprimoの手続き~

先日インターネットの解約を申請しました。

ドイツでインターネット解約 ~O2のDSL手続き~

続いては電気の解約手続きをします。

結局、入居してから毎月13ユーロで済んでいました。これって結構安いと思うのですが、どうなんでしょう。
ちょうど先日、電気代が高いと言っていた知人にeprimoを紹介しました。これを機に低額で収まるようになればいいな。


話を戻して、まずはeprimoのウェブサイトに行ってみます。

eprimoのホームページ
eprimoのホームページ

マイページにログインしてポチポチしてみますが、やっぱり解約という項目は見当たりません。
なので手っ取り早くチャットで聞いてみます。

すると、4週間前までにメールかファックスか書面で送ってくださいとのこと。
その際に、

  • メーター番号
  • メーターの現在の数値
  • 解約日

を記入すればいいことも分かりました。

メールで済むのは楽でいいですね。しかし期日ギリギリになってしまいました。急いで送ります。

今回も一応テンプレートを貼っておきます。
お役に立てたら幸いです。

****************

Sehr geehrte Damen und Herren,                                                                                  hiermit kündige ich mein Strom zum 30. Juni 2016 ,weil ich gehe ins Ausland zu verlagern. Kundennummer○〇〇〇Zä̈hlernummer: 〇〇〇〇
Zählerstand: 〇〇〇〇

Bitte senden Sie mir in den nächsten Tagen eine Kündigungsbestätigung. Ich danke Ihnen im Voraus.  Mit freundlichen Grüßen, 名前
****************

コピペして下線部を書き換えればOKです。

【Zä̈hlernummer】はメーターの番号、
【Zä̈hlerstand】はメーターの現在の数値です。

現在の数値は、mein eprimo にログインして
「Ablesetermein」をクリックすればチェックできます。

eprimoのマイページ
eprimoのマイページ

先方からの返事がきたら、またその結果を追記したいと思います。
それでは今日はこの辺で。

2016年5月31日火曜日

ドイツでインターネット解約 ~O2のDSL手続き~

ドイツを発つまであと1ヶ月となりましたので、
そろそろインターネットの解約をしようと思います。

契約時に期間の縛りのないタイプを選んであり、解約は確か4週間前までに連絡、とありました。

結構ギリギリです。

というわけで、早速O2のウェブサイトへ。

O2のホームページ
O2のホームページ

サイト内をザーッと探したのですが、
「解約」の言葉が見つかりません。

面倒なのでチャットで担当者とコンタクトをとります。
すると、「サイン書いて書面で送ってね」と。

あぁ、面倒くさい(笑)

どうやらこの方法がドイツでは一般的なようです。
日本ならもっと手軽にいけるのになー。

ログインして使えるマイページまでわざわざ設置してあるのに、解約は紙って。。
まぁつべこべ言わずにやりましょう。

現時点でのO2の宛先はこちら↓
Telefónica Germany GmbH & Co. OHG
Postfach 60 09 40
22209 Hamburg

サクサクやればすぐに終わりました。
近所でプリントアウトして、郵便局へ。

こちらにテンプレートを貼りますので、
同じように解約予定の方はコピペしてご自由にお使いください。

****************

Γ 
名前
住所詳細
郵便番号 都市


Telefónica Germany GmbH & Co. OHG
Postfach 60 09 40
22209 Hamburg

30. Mai 2016




Kündigung
                                                                     

Sehr geehrte Damen und Herren,               
                           
                                                                     
hiermit kündige ich meinen DSL- Zugang zum 30. Juni 2016 ,weil ich gehe ins Ausland zu verlagern.

Kundennummer: 〇〇〇〇〇

Bitte senden Sie mir in den nächsten Tagen eine Kündigungsbestätigung.

Ich danke Ihnen im Voraus.


Mit freundlichen Grüßen,


名前

サイン


****************

下線の部分を書き換えてくださいね。
わざわざ解約理由なんかも電話で聞いてきたりするらしいので、先に書いておきました。

ちなみにモデムなどは加入時に買取り扱いだったので、
返却の必要はありません。

これ捨てちゃえばいいのかな。

書類を郵送して「はい終わり」となればいいですが、
色んな方のブログを見ていると解約トラブルの多いこと多いこと。

日本に帰ってから変な請求きても気分が落ちるだけですからね。無事を祈ります。

先方からの返事がきたらまた追記します。
帰国後の契約先もそろそろ調べないとなー。


次回は電気会社の解約について書きます。

2016年1月23日土曜日

ドイツで電気契約 ~格安電力会社 eprimo ~

今年から日本の電力自由化が一般家庭にまで広がるそうですね。

ドイツでは1998年から既に採用されている仕組みです。
まぁそれがうまくいってるかどうかは別ですが。


いま住んでいるベルリンの部屋に引っ越してきたときも、
自分たちで電力会社と契約をしました。

今日はそのときのことについて書きます。
というかもっと早く書くべきでした。


まず会社選びですが、


という会社を家主からオススメしてもらいました。
「安いし良いと思うよ、僕も使ってた」
と言っていたので、こっちの電力事情を知らない私たちにはもはや選択の余地なし。

ドイツには1000社以上も電力会社があり、
ベルリンなど大きな都市には100社はあるとのこと。

そんなの探し出して選ぶのは無理です。
素直にアドバイスに従います。

eprimoのwebサイト
eprimoのwebサイト

webサイトにいくと、まずは現住所が対応地域かどうかをチェックします。
画面の右側ですね。郵便番号を入力しましょう。

続いて、毎月の電気使用量の目安を入力します。
これも検討がつかなかったので、家主に聞きました。

「800~900kWhくらいかな。
 それ以上にすると前払いの料金が高くなっちゃうから」

と言われたので、そのまま入力。

この時に入力した内容が基本料金に適用されるらしく、
念のため低めに設定しておきました。

詳しく仕組みが分からないのですが、
ある程度先に払ってから使用後の料金の過不足を調整するようです。


昨年の9月から現在まで5ヶ月ほど契約してますが、
9・10月の2ヶ月間は30ユーロずつ支払い、
11月に24ユーロの戻しがありました。
12・1月はそれぞれ13ユーロずつ支払っています(銀行引落しです)。

平均すると、12.4ユーロ/月。

節電には励んでいますが、それにしても結構安いんじゃないでしょうか?
比較対象も特にないのですが、きっとそうだと信じています。


では手続きに戻りまして、次の画面で契約内容が出ます。
左側の【Keine Vertragslaufzeit】が契約期間なしのタイプ。

1年以上の利用を希望の場合は右側の1年契約を選びます。
基本料金は同じですが、ボーナスとしてのキャッシュバックが多いですね。

eprimoの契約内容確認画面
ここで契約内容を確認

下の方のチェックボックスは、エコな電力
余裕のある人は協力してみてください。

eprimoの契約者情報入力
住所、利用開始日、銀行口座などを入力

次は個人情報の入力です。

2番は住所と、引越予定か既に住んでいるかの選択。

3番は電気の供給開始日の希望。
現時点で既に他の会社と契約をしている場合は、その情報も入力。
【Zählernummer】はメーター番号のことです。


ここまでできれば、後はメールが届くのを待つだけです。
この会社はweb上で「mein eprimo」というマイページ機能があります。
まぁ私はほとんどアクセスしませんが、何かあればそこで手続きしましょう。


以上でeprimoの宣伝はおしまいです。
他にも何かご存知の方は、ぜひ教えてください。

2015年10月1日木曜日

ドイツで海外旅行保険の解約 ~Care Concept の場合~

働くには健康保険の加入が必要

ドイツで働きはじめると、健康保険への加入が必須になります。

「えっ、でも出発前に海外旅行保険に入ったよ」

と思うかもしれません。
私も思いました。


ドイツは病院に行ってもタダ。
なぜなら給料からしっかり保険料(約15%)を引かれているから。

この地で働く限りは保険料からは逃れられません。

その場合は海外旅行保険ではなく、
現地の人と同じような保険加入が必要となります。

でも私たちは永住者じゃないしなー。
もっとこう、軽めの保険はないものかしら。

日本で契約してきたケアコンセプト(Care Concept)はドイツの会社だし、
新しく入らなくてもそのままではダメですか?

と尋ねたところ、やっぱりダメでした。
まぁ性質が違いますから当然でしょうか。

しかしですねぇ。。


1年分の保険料払ってあるよ(泣)


という心の叫び。

新しく保険に加入し、Care Concept は解約するとして
支払済みの保険料はどのくらい戻ってくるのでしょうか。

まさかゼロということはないでしょうが、
そこまでは調べていませんでした。

早期解約ができることは知っていましたが、
やはり外国での暮らしというのは色々な事が出てくるものです。


もがいても仕方ないので、素直に加入します。
ちなみにドイツは保険会社を自分で選ぶことができます。

保険内容や料金に多少の違いはありますが、
それほど大した差ではないとのこと。

私は職場の人に紹介された会社に申込みをしました。


Care Concept 解約手続き

海外旅行保険を解約して保険料の戻しがあるとすれば、
それは残りの契約期間に応じた金額になるはず。

ならばさっさと解約を済ませなければ。

というわけで、早速Care Concept のwebサイトへ。

Care Concept オンラインサービスのログイン画面
Care Concept オンラインサービスのログイン画面

メニューの「Service」からオンラインサービスポータルへ。

ここで自分の契約ナンバーと名前、メールアドレスを入力し、
オンラインサービスを開始します。

すると、メニューの一覧が表示されます。
ここで個人情報の変更などができるわけですね。

Care Concept オンラインサービスのメニュー一覧
オンラインサービスのメニュー一覧

下の方にいくと、【Kündigung / Widerruf】とあります。
これが保険の解約のメニューです。

ここで該当する解約理由を選択し、
解約の日時を指定して完了。

Care Concept の解約申請画面
【Kündigung / Widerruf(解約)】 にチェックを入れる

翌日、Care Concept からメールが。

解約の手続きが成功したようです。

その後再びメールが届き、
「返金先の口座を教えてください」と言われました。


やりました。


これで大きな損をした気分にならずに済みます。
あとはどのくらいの額が返ってくるか。

Care Concept からの解約受付メール
Care Concept からの解約受付メール

返金先の口座はドイツ国内のものに限らず、
例えば日本の口座でもいいそうです。

「手数料の5ユーロを引いた残金を近々振り込みます」
とのメッセージを受け取り、さらに数日後。
Dear Sir,
today we have refunded the amount of Euro 349,80 to you; you will receive the money end of the week.
Yours sincerely,
 ん、そんなに?というくらい返ってきました。
1年分加入して、実際の加入期間は1ヶ月半ほど。

支払った保険料は396ユーロ(手数料抜き)。
計算方法はよく分かりませんが、まぁいいや。


とにかく解約できました。
同じような境遇の人もいると思いますので、参考にしてください。


まだドイツで病院は未経験ですが、
今後もこのまま健康に過ごしたいものですね。

2015年9月10日木曜日

ベルリンで住民登録 再び

先日引越しをしたので、また新居の住民登録が必要になります。

しかしこれはもう経験済み。
ちょちょいのちょいのはずでした。。

前回の記事はこちら↓



油断大敵

仕事が休みの日に最寄りの住民登録局を調べて向かいます。

場所はミッテ地区の市役所。

昼過ぎに到着すると、10人ほどが列をつくっていました。
思っていたより少なかったので一安心。

ベルリン・ミッテ地区の市役所
MITTEのRATHAUS(市役所)外観

列で待つこと30分。
子どもたちがじゃれ合っているのを見ていたらあっという間です。

部屋の中でおばさんが待ち構えています。

「予約は?」

「ないよ」

すると、おばさんは冷たい表情のまま、
手に持っていたボールペンでカンカンカンカンと立て札を叩きます。

そこには、


「予約のみ」


みたいなことが書いてありました。

まぁそこをなんとか、と言いたいところですが、
すでにおばさんはプリンターで何やら印刷を始めました。

出てきた紙は、予約票。
僕らに出直してこいと言いたいそうです。

ミッテの市役所で発行された住民登録予約票
2015年10月9日。。


ほぉー厳しいですなぁと思いながら予約票を見ると、

日付は10月。


1ヶ月後ですか、、


故郷のプレンツラウアーベルクへ

前回の経験から、予約なしでも待てばいけると思い込んでいましたが、
そう簡単にはいかないようです。

完全に油断しておりました。

ですが気を取り直して次の行動を考えます。

住民登録は今すぐにでも欲しい書類なので、
1ヶ月後までは待てません。

webサイトを見てもだいたいどこも要予約なので、
ここは確実性のある場所に行きたい。

仕事もあるので、行ける日は限られています。
こうなったらあそこにいくしかない。


故郷のプレンツラウアーベルク地区、あそこなら。


実際は1ヶ月も住んでいませんが、かなりの愛着があります。
用がなくても行きたくなる不思議な地元感。

実は住民登録は自分が住んでいる地区や最寄りの場所に行く必要はなく、
好きな所をチョイスできます。

前回はその地区にある住民登録局で、
木曜の開館時間11時に並んで無事登録できました。

しかもちょうど木曜は仕事の休みと被ります。


よし、地元に帰ろう。


嬉しい誤算

というわけで次の木曜日。

またまたやってきました、こちら。

プレンツラウアーベルクの住民登録局入り口
フレーベル通り側の入り口

前回の記事よりはマシな写真を用意できました。

6番の建物で住民登録
奥まで進んで【6】の建物

少し早めに着きたかったのですが、
なんやかんやで11時ちょうど。こういうことはよくあります。

前回よりも少し多いかなーくらいの人が並んでいます。

しかしこの後の流れを把握している分、
待ち時間もつらくはありません。

30分ほどで受付までたどり着き、予約を済ませます。

しかし今回の予約票の時刻はなんと12時。


30分でいいんですか。

前回の2時間との違いがすごい。
混雑状況がこちらからは分からないので、謎は深まるばかりです。
予約が少ないから?優秀なスタッフが出勤してるから?


そしてブログを書いているうちに予約時間の12時になりました。


まだ呼ばれないね。


最初から12時に呼ばれるなんて思っておりません。
ため息が漏れるわけでもなく、当然のこととして待ち続けます。


ところで最近は地球の歩き方を読んでいませんね。


それからさらに待つこと30分。


呼ばれました!
今日はだいぶ早くてラッキーです。

中に入ってからは前回と特に変わりなく、
書類とパスポートを渡して無事に完了。

というわけで、こちらの住民登録局はオススメです↓
トラム(M2)のFröbelstr 駅まで行くと目の前。
SバーンならPrenzlauer Allee が最寄りです。

これからの人、がんばってください。


そして次回は、日本からの荷物を受け取りに税関へ向かいます。
悪名高い(?)ドイツの税関、果たしてどうなるか。

2015年8月11日火曜日

ドイツワーホリVISA申請@ベルリン

決戦の日

いよいよ決戦の日がやってまいりました。

でも一体何が「決戦」なのか。
私も1か月前にはまだ知りませんでした。


『ベルリンの外国人局に行く』


ということがどういうことか。。
これについては先人たちが教えてくれています。





簡単に言うと、

・早朝から行列に並ばなければならない
・並んだとしても開門と同時に猛ダッシュ
・開館直後に定員に達し受付終了→後日再チャレンジ
・職員が不親切、適当、知識不足→たらい回し
・何が正しい情報か分からない

ということです。
ここ最近はそんなスリルとも無縁に生きていたなぁ。


しかし憂鬱になっても無意味ですので、とにかくやるしかありません。
必要書類は揃えました。先人のブログもたくさん読みました。

ここは恩返しの意味も込めて、今日は

『ワーホリビザ申請の最新情報@ベルリン』

の記事にします。これからの人、がんばってください。


ベルリンの外国人局へ

昨日は早めの就寝を心がけました。
当日は朝4時に起きて戦いに備えます。

そして4時50分頃には電車に乗り、
5時過ぎには外国人局の最寄りのSバーンWesthafen駅に到着。

まだ暗く、人通りもほとんどない道を、少々の不安を抱えつつ歩きます。

「誰も歩いている人いないんすけど大丈夫すか」

と言いたいところをグッとこらえ、
(そのあと先に妻に言われました)
Googleマップに従うこと10分強。


人々が!人々が座っている!


外国人局の門の外に35人ほどの列ができてきました。
7時の開門までまだ1時間半以上もあります。

必要以上にジロジロみられながら、
最後尾に並びます。

まぁ暇すぎて他に見るものないもんね。
気にしてはいけません。これから共に戦う同志ですから。

ベルリン外国人局に並ぶ人たちの列
列はこんな感じ
シートを敷いて寝っころがる人、
ソワソワと立ち上がったりしてみる人、
列に入らず様子をうかがう怪しげな人。

様々な人たちの希望を背負った門が、


あれ、もう開いた。


6時10分頃には開きました。


同志たちは立ち上がり、
順番に門をくぐります。


ここはダッシュなし!紳士淑女の行列です。


敷地内には建物が少なくとも3棟あり、

入ってすぐ左手が【Haus A】、
まっすぐ進むと【B】があり、
その奥に【C】となっています。

並ぶ建物を間違えると致命的ですので、
ここは絶対に外してはなりません。


事前情報(ブログ)では、ワーホリはBです。

また、ベルリンの外国人局のワーホリのページ
こちらの右下から予約の申請ページに進めますが、
そこにも建物・部屋の記載がありました。

ベルリン外国人局 ワーホリビザ申請の予約ページ
赤枠 “Department” に場所が!
それによれば、

 “Department Ⅳ Z 4 (Working Holiday Visa)
        House B, 2nd floor, waiting room B41”

と書いてあります。やはり B。


門に入ってすぐ、

「日本からのワーホリだ」

とおじさんに伝えます。
すると、

「Haus B だ」

との答え。やはり事前調査と同じです。
しかしまだ信用できません。

先人が残した教訓を忘れてはならないのです。
彼らを信頼してはいけません。

続いてまた別のおじさんに聞いても、
やはりBでした。



もう信頼しようよ。



他に選択肢もないので【Haus B】に向かいます。

ベルリン外国人局 ハウスAの入り口
こちらは入ってすぐ左手のHaus A。

ベルリン外国人局 ハウスBの入り口
こちらがHaus B。このヒモの内側で待ちます。
あれ、俺ら先頭じゃん。


多くの同志はAに向かったため、
Bにはまだ誰も並んでいませんでした。

ちなみに門は早めに開いたけど、
建物に入るために結局ここで待つみたいです。

日本でお馴染み『地球の歩き方』を読みながら再び待ちます。
関係ないけどドレスデンにはぜひ行きたいです。


内部へ潜入

待つこと40分。

ドイツ東部の観光情報に詳しくなった頃、
ようやく中からおじさんが出てきたのは6時50分くらい。


開いた(゜∀゜)



実はこの直前まで少しソワソワしていました。
というのも、いざ入口が開いた時、


(同志たちは皆円満に列のまま進むのか、
 それとも新春恒例の福男ばりの死闘が始まるのか)


という疑問が私の頭を悩ませていたのでした。
念のため、臨戦態勢には入っておきます。

そして、いざスタートすると私の疑問は解消されました。

今回のレースの答えは、


やや早歩き!ww


そこに人間の尊厳をみました。
さすがはヨーロッパの経済大国です。
(同志はほぼ異国民ですが)

扉をくぐり、階段で3階を目指します。
依然として僕らは先頭のまま、後ろに福男(仮)もいない状況。
この時点で半ば余裕モードに入っております。勝ったな、と。

すると、そこに刺客が。

アラブ風の黒髪少女が右サイドを駆け上がってきます。
彼女を仮に内田と呼ぶことにします。

日本式の3階まで階段を上がる途中、
ついに内田は先頭にまで躍り出ました。

完全にオフサイドポジションです。

3階にたどり着くと、
内田は迷うことなく【Z41】という部屋に入ります。

すかさず部屋の前面の壁に取り付けてあるパネルを操作し、
整理券No.1をゲット。


「あー内田に取られた!!」


といいたいところですが、僕らは外国人局の初心者。


「そうやるのね!!」


と関心しちゃったのが素直な感想でした。
あんなタッチパネルの存在なんか聞いてないもんね。

ウッチーありがとう。
香川と長友はめでたくNo.2とNo.3を手に入れました。

ベルリン外国人局の整理券
ブンデス交流戦での戦利品
早起きしてよかった。


こちらの整理券ですが、
7時10分頃にはすでに発券終了していました。

その後からも次々に訪れる人々。
誰がタッチしようと、もうタッチパネルは表情1つ変えません。


ウソみたいだろ。
って上杉達也が言いそうな悲しみが漂います。

星屑ロンリネス。


ついに窓口へ

ベルリン外国人局の待合室
ここ(Z41)で自分の番号が表示されるのを待ちます。
おじさんの頭の先にタッチパネルもあります。
7時20分頃には早速No.2が呼ばれました。

「No.3は妻だから一緒にやってくれません?」

と頼んだら、OKもらえました。
お互いになるべく早く済ませたいですからね。

担当は優しそうなお姉さんでした。
書類を提出し、特に何も突っ込まれることなく終了。
ビザ発行できたら呼ぶから待っててねと、一旦退室します。

思っていた以上にトントンと進むので、
次第に力も抜けてリラックスして過ごせました。

山は越えた。あとは受け取るだけ。


次の呼び出しもそんなに待たないだろうと予測してましたが、
意外と時間はかかりました。

待ち時間にお腹も空くだろうと、
妻がお菓子を用意していてくれたのがありがたかった。

若干遠足の気分でポリポリ食べつつ、また地球の歩き方を読みます。
ちなみに館内では、コーヒーや軽食の売り子が回ってきたりしました。


最終的にここから2時間待ち、
もうドイツ全土の観光情報が頭に入ってしまうという頃、
ようやくNo.2が再表示されたのは9時半でした。

先ほどとは別の部屋に入ると、
女性職員が3人ほど、デスクでお喋りをしています。

その中の1人が、
「ビザ私がやっといたわよ!それじゃ楽しんでね♪」

と軽~く告げ、お喋り再開。

机の上にはビザが貼られたパスポート2つ。


なんか最後アレだけど、終わった!


外国人局に到着から約4時間。
こうして僕らはドイツ最難関(?)を無事に乗り越えました。

思っていたより早く済みましたね。
相当の覚悟で臨んだため、拍子抜け感は否めませんが。
まぁラッキーだったということで。

ちなみに料金は何もかかりませんでした。

今後も、現地の情報はどんどん変わっていくと思われます。
今回は私たちはうまいこといきましたが、
これから訪れる人は、こちらの記事は参考程度にしてください。

あと長友はイタリアでした。

2015年8月8日土曜日

ベルリンで住民登録2/2

申請書の印刷へ

前回の続きです。


無事に申請書の記入を済ませ、印刷へと向かいます。

ベルリンのコピー屋さん “kopierladen” (コピヤーラーデン)
こちらが今回お世話になった “kopierladen”

中にはパソコンと印刷機がズラリと並んでいます。

kopierladenの中の様子
印刷機に番号が割り振られている

受付に行くと

「カラー?白黒?」

と聞かれ、希望を伝えると使用する機器の番号を指定されます。

あとはUSBメモリを差し込み、印刷を実行するだけです。
OSはWindowsでした。日本語ではないですが、操作は変わりません。

プリントアウト、コピーを済ませ、レジに支払いへ。

使用した機器の番号を告げると、レジで計算してくれます。
印刷機に都度小銭を投入するのではなく、使用分をまとめて払うんですね。

 コンピューター使用料:50セント/回
 プリントアウト:10セント/枚
 コピー:2.5セント/枚

こういう計算になっているようです。

後で再度利用して分かったことですが、プリントアウトなしでコピーだけの場合は
コンピューター使用料はかからず、2.5セント×枚数分の請求となります。


いざ住民登録局へ

申請書の印刷を済ませ、いよいよ住民登録局です。

あいにくというか、最近はずっとですが、今日も暑い。
最高気温が34℃、湿気がないので日本ほどの不快感はないですが、
日差しは痛いです。首も腕も焼かれていく。

日陰とあらば信号や細い柱の日陰にさえも身を隠しつつ、
歩くこと約10分。

ベルリンの住民登録局 外観
写真が不鮮明でごめんなさい

田舎のちっこい歯医者さんみたいな建物を勝手にイメージしてたのですが、
想像をはるかに超えて立派な造りでした。なんかすいません。

広い敷地内にいくつも棟があって、住民登録局以外にも色々あるようでした。
守衛室らしきところで道を聞いてみると、

「6番の建物だ」

と言われ、強い日差しの中一番奥ばった6番棟まで歩きます。

ようやくたどり着いたその扉は、
厚さ15㎝はあろうかという無駄に重いものでした。


この日は11時に開館で、着いたのもちょうどその頃。
しかし、すでに中には20人弱の列ができていました。

表記がドイツ語オンリーなので、まず向かう場所が分からない。
まぁおそらくここだろう、という列に並び、順番を待ちます。

涼しいわけでもないけど暑いと言うほどでもない。
そんな微妙な環境の館内で30分ほど待ちます。

(館内の写真は撮り忘れました。。)

受付にいた担当のお兄さんは爽やかな30代くらい。
日本人と分かると、英語で説明してくれました。


爽兄「2時間くらい待ってもらうけどいい?」

   「待たなくてもいい方法って他にあるの?」

爽兄「ないね」

   「じゃ待ちます」


ここからは渡された整理券を持って、ひたすら待ちます。
ちょうど昼時なので、私たちは1時間くらい外をぶらついて過ごすことに。

近くで食べたBio食材のパスタ
大通りをブラブラ→ビオ食材のパスタを堪能→雑貨屋さん

結局、電光掲示板に私たちの番号が光ったのは14時頃。
約2時間半待って、やっと担当者がいる部屋に入れました。

赤髪の大きなおばさん。ちなみに隣の窓口のおばさんも赤髪。流行り?

パスポートと申請書を提出し、おばさんの反応を待ちます。
コンピューターにパスポート情報を入力しているようなので、期待が膨らむ。

するとドイツ語でなにやら尋ねてくるおばさん。
よく分からなかったが、書類に指さしている部分から察する。

いわゆる大家さんの個人情報が不足しているらしい。
用意した書類には大家さんのサインだけしかなかったが、
他の事項も必要なのだと思う。

すると、おばさんがおもむろに机から紙を取り出す。
それも申請書のようだが、微妙に形式が違う。
そしてその紙には、ばっちり大家さんの住所と生年月日の記入欄まである。

紙が違うのであればお手上げやん。

そして直感が言っている。しらばっくれろ、と。

おそらく大丈夫であろう、と信じながら、
困った風な顔のまま口を閉じておく。

すると、再びパスポート情報の入力を始めた。

もらった。。

ボン!

とスタンプが押され、住民登録は完了。


できたよー!


これまでしてきた、東京の区役所での手続きとはなにかが違う。
ここには小さな感動が。

本当はどこでも喜ぶべきことなのかもしれませんね。

「当たり前」を手放していく。
悪くないと思います。

それでも今日は、やっぱり嬉しい。

日差しは相変わらず強いですが、
ビールでささやかな祝福をしながら、家に向かって歩きます。

2015年8月7日金曜日

ベルリンで住民登録1/2

到着して最初にすること

住民登録の季節がやってきました。

「ドイツに到着して一番最初にしてください」

先人(いつもお世話になっているブロガーの皆様)が口を揃えています。

VISAの申請、銀行口座の開設、学校の申込みなど、
これから生活する上での基本になる手続きのようです。


VISAも申請したいし、口座も作りたい。

それならば我々も、と早速手続きにとりかかってみます。


まずは申請用紙に記入

申請に必要なのは、

・記入済み申請用紙
・パスポート

この2点のみのようです。


申請用紙はこちら(ベルリンの外国人局webサイト)のページにある

「Formulare」欄の【Anmeldung bei der Meldebehorde】
をクリックしてPDFファイルを保存し、記入します。

ベルリンの外国人局webサイトに申請用紙のファイルがある
矢印の部分が申請用紙

Adobe の Acrobat Reader をインストールして使えば、
パソコン上で直接PDFに文字を入力できます。

私はこの方法で、快適に入力を済ませました。


現時点では書類上のドイツ語が理解不能だったので、

1.ドイツで住民登録をする|あっとベルリン

ベルリンの住民登録|海外移住のススメ~ドイツ篇~

こちら2つの記事を参考にして埋めました。


埋めたとはいっても、記入例を画像検索したら用紙のフォーマットが微妙に違ったり、
人によっては空欄だったり記入してあったり。。

そんな様子ですので、あまり神経質にならなくていいと思います。
大きな間違いがなければたぶんOKですし、もう完璧は無理だもん。

私たちは夫婦での申請ですので、2人分を記入して完了!


プリントアウトの方法

調べながらの記入は、意外と時間がかかりました。
そしてやっと終えたところで、今までどことなくモヤモヤしていた疑問が正体を現します。


「これどこで印刷すんねん」


日本に居るときは大体セブン-イレブン ネットプリントを使っていました。

セブン-イレブン ネットプリントトップ画面
ログインしてファイルをアップロードし、お近くのセブンへ

これは便利ですよ。なにかと使っていました。

いつからか自宅でプリンターを持つことを避けるようになった私。

インク1セットの値段でプリンターが買える不思議。
イエローなくなったら白黒も印刷できない不思議。
なんでか知らんが頻繁に不具合が生じる不思議。

プリンターは不思議だらけで手に負えなかったです。
まぁ今思えばこれでよかったのかな、、と。

何かを失って、でもそこからまた歩みを進めて。


話がそれましたが、ここら辺にはコンビニはありません。
なので日本での常套手段は通用しないことになります。

しかし、こんな時に動じないのが現代っ子。
ググります。


すぐあった。


“Kopierladen(コピヤーラーデン)”
こちらがコピー・印刷の専門店のようです。

しかも、Googleマップで確認すると、
行こうと思っていた最寄りの住民登録局の通り道にあるではないですか。


「これはもらった」


次回に続く。