そこには料理の知恵があるからです。
逆にお家にはお家の味を守る知恵があります。
レストランでは真似できない秘密ですね。
どちらも素晴らしいですが、
やはりお店の味に近づきたいと願うのが台所の常。
そんなお店の知恵の1つに、「ソフリット」というものがあります。
特に煮込み料理などで力を発揮する、野菜の旨みのもとです。
といっても簡単に準備できますし、
実際に家庭で使っている人もたくさんいます。
ということで、今日はそのソフリットについてご紹介。
(写真は日本に居たときに撮ったものを使います)
用意するのは
- たまねぎ
- 人参
- ニンニク(なしでもOK)
- セロリ(なしでもOK)
- オリーブオイル(サラダオイルでもOK)
セロリもあれば人参と同じくらい入れて大丈夫です。
ニンニクはひとかけらでいいですし、なくても問題ありません。
家庭料理は仕事じゃないので、大まかにやるほうが好きです。
あまり気を張らず、最終的に食べる人が喜んでくれればそれでいいかと。
まずはニンニクをみじん切りにし、他の野菜はざく切りに。
ちょっと人参が多かったですね |
火が強すぎると焦げますのでまずは弱めで。
徐々にニンニクのいい香りがしてきます |
「炒めるでもなく揚げるでもなく」という感覚ですので、
気持ちオイルは多めに入れてください。
ざく切りにした野菜はフードプロセッサーにかけます。
なければ包丁でみじん切りでもいけますが、大変です。
硬さや大きさが同じものを同時に入れるのが基本ですが、
これくらいならこの子は難なくやってくれます。
難なく回るフードプロセッサー |
私の大好きなゴムベラの出番です。
こんもりと入りました |
おいしくないと思います(笑)
ここからの火加減は、つきっきりで混ぜるなら少し強めでもいいですし、
片手間で何かするなら弱~中火でときどき混ぜるようにしましょう。
本来の作り方としては、弱火でじっくりです。
この混ぜてる時間、私はわりと好きです。
少しづつ様子が変わっていくのを見ているだけなんですが。
関係ないですけど洗濯機もずっと見ていて飽きないです。
30分後 |
過熱を始めてから30分ぐらい経ちました。
だいぶ水分が抜けて、茶色がかってます。
ここでもう一度味見を。
「おっ」という声が出ちゃうくらい甘みがあると思います。
もう少し続けましょうか。
さらに10分後 |
改めて味見をしてみてください。甘みと旨みが詰まってると思います。
これがお店の料理をおいしくしているものの正体の1つです。
量や火加減によって時間は大きく変わるのでなんとも言えませんが、
あっおいしいかも、と思えるくらいまで過熱してください。
人によってはもっと早く止めたり、焦げ茶色になるまで続けることも。
使う料理によってもそれぞれですので、お好みで大丈夫です。
私の場合はいつもこのくらいで終了。
小分けして冷蔵・冷凍保存 |
冷めたら小分けして保存しておきましょう。
冷蔵でもしばらくは悪くなりませんし、冷凍しておけば心配ないです。
例えばカレーやハヤシに入れるなら、
市販のルー1箱に対してピンポン玉1つか2つ分くらい。
煮込み途中に入れて味の変化を感じてみてください。
他にもパスタソースや煮込み料理など、用途はたくさんあります。
とにかくこれを使うと味の奥行きがグンと広がります。
というわけで次回は早速これを使ってみましょう。
はっきりいってすごくおいしいミートソースの作り方を紹介します。
大切な人にドヤ顔で食べさせてあげてください。
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