一緒に出掛けて母国語を教え合いながら遊ぶことが多いです。
彼は勉強熱心で、会うたびに日本語が上手くなっています。
はっきり言って上達早すぎ。とてもいい刺激になります。
そんな彼が、
「日曜に『思い出のマーニー』を観にいこう」
と誘ってくれました。
送られてきたURLにいってみると、
映画館の携帯サイト |
さすがスタジオジブリさん、ドイツでも上映中。
ちなみに彼はジブリ作品のDVDを10本持っているほどの大ファンだそうです。
(ドイツ語では「ギブリ」と発音します)
まだこっちで映画館に行ってないなーと思っていた所だったので、
私たちは喜んで提案にのりました。ジブリも好きです。
しかし彼が言うには、そこは「小さい映画館と居酒屋」だそうです。
ん?映画館と居酒屋を兼ねているということ?
ちょっとイメージしていた映画館とは違うようなのですが、
これは逆に興味深い。行ってみましょう。
ノスタルジー漂う小さな映画館へ
待ち合わせした地下鉄U-2のFrankfurter Tor 駅から歩くこと約10分。
思い出のマーニーのポスターも見えます |
着きました、ここが居酒屋兼映画館という「LICHTSPIELE」。
中に入ると、確かに一見普通の居酒屋というか、バーというか。
しかし狭い店内を奥に進むと、分厚い扉があります。
そこを開けると、
居酒屋の奥に進むとそこには小さな映画館 |
座席が!
中は70席ほどの小さな映画館になっていました。
写真では伝わりにくいのですが、なんともいえない懐かしさに包まれ、
「あぁ、ここいいなぁ」と一瞬で気に入ってしまうような空間です。
映写機はSONY製 |
料金は一人4.9ユーロ。
カウンターで店員さんに支払うとスタンプカードを渡されました。
3店舗で共通のスタンプカード |
6回観たら1回サービスになっています。
他にも同じような映画館がベルリンに2つあり、カードは共通。
まだ観てないのにリピートの予感です。
上映までの間にスプライトを買い、ワクワクしながら待ちます。
誠に残念ながらポップコーンはありませんでした。
ドイツで「思い出のマーニー」を観る
上映開始 |
「思い出のマーニー」は子供向けアニメに分類されており、
今回は私たちのほかに親子が1組だけでした。
1列だけあるソファ席に仲良さそうに座っていてほっこり。
日本の映画館と同じようにまずは広告が入り、
お馴染みの東宝のロゴが出て映画が始まりました。
もちろん台詞はドイツ語に吹き替えられているのですが、
すでに日本で観たことがあったので内容は知っていました。
温かいストーリーで私は好きです。
この場所の映画館としての質は、正直高くないです。
画面が巨大なわけではないし、音響もよくはありません。
そういうものは街の大きな映画館に行けば普通にありますので、
ここへはマイナーな上映作品や独特な雰囲気を楽しみに来るのかと思います。
といっても私からしたら郷愁の映画館という感じですが、
これが日常であるベルリナーからしたらそうでもないのかもしれません。
いずれにせよ、映画って本当にいいもんですね。
Tilsiter Lichtspiele
- Programmkino & Knipe
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10249 Berlin, Germany
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