2016年6月1日水曜日

ドイツで電気解約 ~eprimoの手続き~

先日インターネットの解約を申請しました。

ドイツでインターネット解約 ~O2のDSL手続き~

続いては電気の解約手続きをします。

結局、入居してから毎月13ユーロで済んでいました。これって結構安いと思うのですが、どうなんでしょう。
ちょうど先日、電気代が高いと言っていた知人にeprimoを紹介しました。これを機に低額で収まるようになればいいな。


話を戻して、まずはeprimoのウェブサイトに行ってみます。

eprimoのホームページ
eprimoのホームページ

マイページにログインしてポチポチしてみますが、やっぱり解約という項目は見当たりません。
なので手っ取り早くチャットで聞いてみます。

すると、4週間前までにメールかファックスか書面で送ってくださいとのこと。
その際に、

  • メーター番号
  • メーターの現在の数値
  • 解約日

を記入すればいいことも分かりました。

メールで済むのは楽でいいですね。しかし期日ギリギリになってしまいました。急いで送ります。

今回も一応テンプレートを貼っておきます。
お役に立てたら幸いです。

****************

Sehr geehrte Damen und Herren,                                                                                  hiermit kündige ich mein Strom zum 30. Juni 2016 ,weil ich gehe ins Ausland zu verlagern. Kundennummer○〇〇〇Zä̈hlernummer: 〇〇〇〇
Zählerstand: 〇〇〇〇

Bitte senden Sie mir in den nächsten Tagen eine Kündigungsbestätigung. Ich danke Ihnen im Voraus.  Mit freundlichen Grüßen, 名前
****************

コピペして下線部を書き換えればOKです。

【Zä̈hlernummer】はメーターの番号、
【Zä̈hlerstand】はメーターの現在の数値です。

現在の数値は、mein eprimo にログインして
「Ablesetermein」をクリックすればチェックできます。

eprimoのマイページ
eprimoのマイページ

先方からの返事がきたら、またその結果を追記したいと思います。
それでは今日はこの辺で。

2016年5月31日火曜日

ドイツでインターネット解約 ~O2のDSL手続き~

ドイツを発つまであと1ヶ月となりましたので、
そろそろインターネットの解約をしようと思います。

契約時に期間の縛りのないタイプを選んであり、解約は確か4週間前までに連絡、とありました。

結構ギリギリです。

というわけで、早速O2のウェブサイトへ。

O2のホームページ
O2のホームページ

サイト内をザーッと探したのですが、
「解約」の言葉が見つかりません。

面倒なのでチャットで担当者とコンタクトをとります。
すると、「サイン書いて書面で送ってね」と。

あぁ、面倒くさい(笑)

どうやらこの方法がドイツでは一般的なようです。
日本ならもっと手軽にいけるのになー。

ログインして使えるマイページまでわざわざ設置してあるのに、解約は紙って。。
まぁつべこべ言わずにやりましょう。

現時点でのO2の宛先はこちら↓
Telefónica Germany GmbH & Co. OHG
Postfach 60 09 40
22209 Hamburg

サクサクやればすぐに終わりました。
近所でプリントアウトして、郵便局へ。

こちらにテンプレートを貼りますので、
同じように解約予定の方はコピペしてご自由にお使いください。

****************

Γ 
名前
住所詳細
郵便番号 都市


Telefónica Germany GmbH & Co. OHG
Postfach 60 09 40
22209 Hamburg

30. Mai 2016




Kündigung
                                                                     

Sehr geehrte Damen und Herren,               
                           
                                                                     
hiermit kündige ich meinen DSL- Zugang zum 30. Juni 2016 ,weil ich gehe ins Ausland zu verlagern.

Kundennummer: 〇〇〇〇〇

Bitte senden Sie mir in den nächsten Tagen eine Kündigungsbestätigung.

Ich danke Ihnen im Voraus.


Mit freundlichen Grüßen,


名前

サイン


****************

下線の部分を書き換えてくださいね。
わざわざ解約理由なんかも電話で聞いてきたりするらしいので、先に書いておきました。

ちなみにモデムなどは加入時に買取り扱いだったので、
返却の必要はありません。

これ捨てちゃえばいいのかな。

書類を郵送して「はい終わり」となればいいですが、
色んな方のブログを見ていると解約トラブルの多いこと多いこと。

日本に帰ってから変な請求きても気分が落ちるだけですからね。無事を祈ります。

先方からの返事がきたらまた追記します。
帰国後の契約先もそろそろ調べないとなー。


次回は電気会社の解約について書きます。

2016年4月23日土曜日

アムステルダム観光 ~市内散策篇~

今日の観光で外せない大事なことは、

  • 船に乗って川から街を眺める
  • コロッケを食べる
  • 飾り窓を見に行く

この3つです。

アムステルダム中央駅前
アムステルダム中央駅前

まず駅を出て目の前に広がる景色に感動。
「これがアムステルダムかー」
と一瞬で気に入りました。町並みかわいいです。

ある先輩が「俺は何十回も行ってる」と話していた理由を実感。

世界観ができあがってるんですよね。
最初に飛び込んできた180度の視界だけで魅了される街、なかなかないです。

ぜひ訪れてみてください。


とりあえずブラブラしようと橋を渡ったところ、
すぐにクルーズのチケットカウンターがありました。


今日の目標の1つはここで叶えられそうです。

時間指定はなく、好きな時間の便に乗れるそうです。
1時間で10ユーロくらいだったと思います。

夕暮れ過ぎに乗るとして先にチケットを買っておき、
まずは腹ごしらえのコロッケ屋さんを探します。

が、これまた探すまでもなくすぐに発見してしまいました。
以前テレビで見たことがあった、自動販売機みたいなコロッケ屋さん。

アムステルダムのコロッケ屋さん

アムステルダムのコロッケ屋さん
パカッ
ここに行ってみたかったんですよねー。

小銭を入れると扉が開いてコロッケを受け取れます。
おつりが出ないので注意してください。

衣はザクザクして食感が良く、
中身はソーセージの肉とジャガイモを合わせたような具材でした。ソースいらずの強めの味付けで、ビールのつまみによさそうです。

アムステルダムのコロッケ
妻曰く「ヨーロッパで一番うまい食べ物」笑

ここにハイネケンがあれば文句なしでしたね。
(この後の夕食でちゃんと飲みました)


夜の7時を過ぎても日は暮れませんが、
そろそろ船に乗りたいと思います。

駅からすぐの船乗り場

船の中は屋根があり、座って音声ガイドを聴けます。
私はちょっと寒かったですが甲板に出て、
景色を存分に楽しみました。

アムステルダム市内クルーズ

アムステルダム市内クルーズ


お洒落な建物とプライベートボートたち。
所要1時間で、市内をグルっと回ります。

アムステルダム市内クルーズ

船乗り場に戻ってきた頃には、すっかり暗くなっていました。
そして一行は最後の目的地である、飾り窓を目指したのです。。

(アムステルダムの写真はこちら


アマルフィ海岸旅行へ続く

2016年4月22日金曜日

アムステルダム観光 ~チューリップ篇~

ベルリンからアムステルダムへ

利用したのはイージージェット。
1人片道26ユーロでした。


ベルリンのシェーネフェルト空港発だったのですが、
早朝のためアクセスが悪く、家から1時間近くかかりました。

この空港は市内公共交通のC区間に含まれているというのが、地味にいやらしいですね(笑)
普段はAB区間の定期(約80ユーロ/月)を使っているのですが、区間延長切符を買わなければなりません。
自動券売機も使いづらいので、早めに家を出ておきます。

まぁもう一方のテーゲル空港はバスを使わないといけないので、
どっちもどっちでしょうか。



そんなこんなで不満垂れてるうちに、
アムステルダムに到着です。


チューリップ畑へ

空港から中央駅へは電車で15~20分で着きます。
そこから私たちは、チューリップを見にいくためバス移動。
レンタサイクルをして、
キューケンホフ公園の周辺を自転車で回りました。
天気がよくてとても気持ちよかったのですが、
少々ルート選択を誤りました。

海岸まで出るルートで進んだのですが、
思っていたより距離が長い!

3番のルートです。。

しかも地図にある「The Dunes」、
後から知ったのですが「砂丘」という意味でした。


海岸そばの道は坂道で、アップダウンだらけ。
かなりしんどかったです。

私はそこそこ足の筋力はあるほうですが、
それでも正直かなり疲れました。

女性は絶対やめておいたほうがいいルートです。
当然、妻と友達はくたくた( ・ω・)
先頭をルンルンと進んだ責任を感じました(笑)

でもこれも笑い話としていい経験。


やっとのことで出発地点に戻ってから、
再びバスで市街地に戻って観光します。

念願のチューリップ畑を目の前にして感無量です。

(アムステルダムの写真はこちらへ)


市内散策篇に続く

2016年4月20日水曜日

春のオランダ・イタリア旅行計画を練りに練る

ドイツ国外旅行をすることに

先日、友人が日本からはるばる訪ねてきてくれました。
そして一緒にヨーロッパ観光をすることに。

ドイツ国内はいくつかまわりましたが、
意外と国外は初です。

フランス、ベルギー、スペイン、イタリア・・・
候補はたくさんありました。

しかし4月中旬というタイミングなので、
かねてから狙っていたオランダのチューリップを観よう。

ということで最初の目的地は決定。
しかし休みは4日間半を確保済み。


まだ日数はある。


じゃあもう1つは全員が一番行きたがっていたアマルフィにしよう。
海岸の景色はまさに絶景です。

ついでに友人もピザ大好きなのでナポリに行こう。
ジュリアロバーツのあの映画の店に私は行きたい。

でもそうなったらローマも外せないね。
ローマの休日ごっこしよう。


かくして弾丸旅行プランができあがりました。。

本当は各都市にゆっくり滞在もしたいんですが、
友人もめったにないヨーロッパ観光ということで、
無茶を承知で訪問都市数をとりました。

本当に大丈夫なのでしょうか(笑)


ルートを考える

ベルリン+4都市間の効率的な移動順序を綿密に練ります。
なにせ弾丸ツアーです。計画は絞りに絞らないと。

4!=24通りのルートから最適なものを選びます。
(3都市はイタリア内なので実質2×3!=12通りですが)

その結果、

アムステルダム→アマルフィ→ナポリ→ローマ
が最適だと判明しました。

旅行ルート決定

各移動日の飛行機・バスのチケットを買い、
ホテルを予約して出発に備えます。

スーツケースは1つにまとめることにしました。

移動が多いので少しでも楽にするためと、
預け荷物料金の節約、
そしてなによりアマルフィ対策です。

それぞれの都市の観光も記事にできたらと思います。


日程的にやや不安は残りますが、
とにかく出発!たっぷり楽しみます。

2016年4月7日木曜日

春が来たベルリンでバスケに思いを馳せる

4月5日、最高気温23℃。

もはや半袖です。

冬を越えて緑を咲かせはじめる木々

通りにも少しずつ温かみが出てきました

そしてどんどん日は伸びていきます。
4月上旬の日没は夜の7時半を過ぎてから。

暖かくなると気分も上がります。
やっぱり春はいいですね。


日本は桜の季節ですが、
ベルリンにも桜はあります。

といってもわざわざ見にいくほどではないかなと思っているので、
もしどこかで見かけたら写真でも撮ります。




こちらは職場の近くのバスケコートにて。


私の行動範囲の中にいくつかこういうスペースがあるので、
たまに体を動かしています。

この日は職場の先輩たちと遊んできました。
ドイツ人グループが先客でいたので、混ぜてもらうことに。


昔だったらなんてことない運動量なはずなのに、
ほんの少し動いただけでゼェゼェ言ってしまいます。


タバコは吸わなかったんだけどな・・・一度も・・・


中高生の頃、ときどき部活に成人過ぎたOBがやってきて、
一緒にプレーしていました。

彼らはすぐに息切れしては交代し、
若かりし頃の私は「ダサいなぁ」などと思ったものでした。

しかし時空を超えてブーメランが私に到達。

衰えは順番にやってくるんです。
先輩方、すいませんでした。


そうはいっても楽しいから今後もほどよい負荷で続くと思います。
バスケ好きな人いたらベルリンで一緒にやりましょう。


あとバスケといえば、先日おもしろそうな人たちを見つけました。

早朝シューティング部 | Youtube

いいですねぇ。
日本に帰ってからもバスケは続けよう。

2016年3月1日火曜日

ロールキャベツはこう巻く!爪楊枝いらずの巻き方

前回は少々トラブルがありました。


ヴァイスコール恐るべし。苦イイ経験です。
今回は失敗を活かし、確実なキャベツをゲット。


Spitzkohl(シュピッツコール)といいます。
形こそとんがっていますが、日本のキャベツに近い食感と味。

本当は日本のキャベツそのまんまのものもスーパーで見つけてしまったのですが、
せっかくなのでドイツらしいキャベツで作りましょう。



まずは外側からはがしていきます。
丸まってない分、やりやすいです。これは嬉しい誤算。



芯の部分はスープに入れちゃいましょう。

熱湯に軽く塩を入れて、下茹でします。
10秒~1分くらいで様子を見てください。巻ける軟らかさになれば大丈夫です。

ヴァイスコールと全く違う感触


巻く気満々



軟らかくなりすぎる前に取り出して冷水にとり、水分を拭き取ります。
意外と大きいもんですね。


巻き始める前に、スープの準備をしておきましょう。
解凍しておいたトマトソースを鍋に入れて、

野菜の味たっぷりのスープにする
さっき出たキャベツの芯、ジャガイモ、ナス、人参、パプリカ、
そしてソフリット(過去記事を参照)も入れて、野菜の旨みのたったスープにします。
この辺はお好みでいくらでもアレンジしてください。

ではいよいよ巻いていきます。



いい感じに挽肉を置きます。
(タネのレシピについては、ググっておいしそうなやつを見つけてきてください)

今回は野菜たっぷりのスープにして、
タネのほうを肉々しさを強調した感じにしてみます。

半分ほどきました

巻くときのポイントは、片側だけ折り込んで巻くことです。
写真では右側だけ折り込み、左側を残しています。

そして向こう側まで巻き終わったら、


ズボッ。

残していたキャベツを折り込みつつ中に埋めます。
意外と受け止めてくれます。

この方法なら、最後に楊枝やスパゲティで止める必要がありません。



予想していたよりキレイに仕上がったと思います。
なかなか達成感あります。

しかしここまでの経過時間もなかなかです。
こんな手間のかかる料理を思いついたのは一体誰なんだ。

隙間がないほうが良さそう

あとはスープの味を塩胡椒などで控えめに整えて、煮込むだけ。
せっかく巻いたキャベツが崩れないように、工夫して鍋に入れてください。


そしてすっかり煮えたら、最後に味を決めましょう。

完成です

いかがでしょうか。
ロールキャベツは思っていたより煮込み時間が必要でした。
今回作ったものはキャベツが柔らかくなりきっていなかったです。

キャベツの品種や採れた季節にもよると思いますが、
小一時間くらいは考えておいたほうがいいかもしれません。


とにかく初ロールキャベツ作りができてとても満足しました。
今後は年に1回くらいのペースでやろうかなと思います。


そして忘れてはならないこと、
ドイツ滞在中に冷凍庫のヴァイスコールを消費しなければ。。

2016年2月29日月曜日

ドイツのキャベツによる洗礼を受ける~ヴァイスコールにご用心~

妻の好きな料理の1つに、ロールキャベツがあります。

実はこれまでの人生で1度も作ったことがないのですが、
なんとなくそんな気分になったのでやってみようと思いました。

トマトソースが既にストックしてありますので、
(過去記事「基本のトマトソースの作り方」です)

今回はトマトベースのスープにします。


肝心の巻き方は色々と調べました。準備万端です。
では早速キャベツを茹でていきましょう。



先にキャベツをはがしたかったのですが、
みっちり丸まっているので茹でながらはがすことにします。

結構詰まってて重量感もあり。



6枚くらいで十分ですかね。
無事にきれいにはがれました。

このまま熱湯で数十秒ほどで軟らかくなるので、
えー、軟らかくなったらですね、、あれ?
もう少しですかね、おそらく数分で軟らかくなるので、
えー、軟らかく、、


ならない。


ばっちりパツンパツンに張っています。
端を少し食べてみると、なんだかかんぴょうみたいな歯ごたえ。
色は透き通ってきていい感じなのですけれど。

嫌な予感は隠しきれませんが、仕方なくもう少し茹でてみることに。


そして約10分後。



ようやく巻けるかなーという軟らかさになったので取り出すも、
繊維の結合が弱くビリビリ裂けてしまいます。


あぁ。これはアカン。


薄々気付いていたことでしたが、確信に変わりました。
このキャベツはだめだ。



独り呆然と立ちつくし、2分後。





あとでスープに入れて食べよう。


事態は収束へと向かいました。

そして原因の究明を急ぎます。


このキャベツ、名を「ヴァイスコール」といいます。
ヴァイスは白、コールはキャベツ。
つまり白キャベツという意味。まんまですね。

調べてみると、実は悪名高い奴だと判明。
「煮ても焼いても食えない」とも言われ、
私と同じような被害者もちらほら居るようで。


ドイツで有名なザワークラウトは、このキャベツを使うんですね。
確かに、普通の調理法では食べられませんから、
茹でて発酵させてといった行程が必要なのでしょう。


話は脱線しますが、日本の野菜や果物はとても恵まれていると思います。
生で食べられるものが多いのも、それだけみずみずしいということ。

加えて、ちゃんと甘味や適切な酸味があったり、
品種改良も進められて、もはやこれ以上の要求はないですよね。

ヨーロッパの特にドイツのような気候的に作物の栽培に向かない地域では、
伝統的に何でも生食というわけにはいかなかったでしょう。

しかしだからこそ、よりおいしく食べられるように調理法が発達してきたともいえます。
ジャムなんかもそうではないかと思いますが、
日本で売られてる美味しい果物をジャムにするのは私は少々もったいない気がしてしまいます。
もちろん作ることもありますが、元々の価値を堪能できないことに気が引けるというか。

しかし、そのまま食べてもイマイチなものを、
砂糖と煮詰めて美味しいものにすることは納得できますよね。

どっちが良い悪いということでなく、与えられた条件下で最善を目指す。
料理だけでなくどの分野も共通するかもしれませんが、
そういう姿勢が物事を洗練していくのでしょう。


なんかそれらしいことをつらつらと偉そうに言ってますが、
要するに食材の知識不足でロールキャベツ失敗しましたという話です。

とはいっても諦めるわけではありません。ドイツには別のキャベツが存在するのです。
その名も「シュピッツコール」。


とんがり頭のナイスガイです。

次回、ロールキャベツのリベンジ篇をお楽しみに。

2016年2月16日火曜日

ドイツ3大カーニバルの1つ、ケルンでパレードを楽しむ

ライン川のほとりに栄えるドイツ第4の都市、ケルン。
ここでは毎年11月から2月にかけてカーニバルが開催されます。

ケルン・カーニバル公式サイト
ケルン・カーニバル公式サイト(http://www.koelnerkarneval.de/

そして2016年2月8日は、仮装パレードがクライマックスを迎える日。
せっかくドイツに居るのだから、名物は堪能したい。

正直なところ、日本人にとってはドイツ人が
一体何のために盛り上がっているのかピンとこないと思いますが、
細かいことは気にせず受け入れるのが大和魂。


ということで、ベルリンからケルンへ飛びました。

アイルランドの格安航空会社、ライアンエアーに搭乗
アイルランド国籍の格安航空会社、ライアンエアー

移動時間の短縮のため、利用したのは飛行機。
片道1時間ちょっとで着いてしまいます。

おなじみのスカイスキャナーで航空券を探すと、
日付や時間帯によって10~50ユーロで購入できることが分かりました。
うまくやれば、ベルリン⇔ケルン間で1人往復20ユーロも可能ですよ。

私たちの場合は、カーニバルの日程や仕事の都合を考慮した結果、
1人あたり50ユーロで往復となりました。
まぁまぁだと思います。

ケルン・メッセ駅
ホテル近くのケルン・メッセ駅

天気予報では終日雨だったのですが、
午前中で雨が上がるとなんとか天気は持ちこたえました。

パレードが行われる中心地の駅(Heumarkt)に着いたのが11時頃。
すでに様々な衣装をまとった人びとで溢れかえっていました。

老いも若いも関係なし、
むしろ普通の服の人があまりいません。

たくさんの仮装とすれ違って歩いていくと、
なにか違和感を抱かずにはいられませんでした。

ほどなくして気付いたその違和感の正体は、彼らが醸し出す雰囲気。

日本みたいに「仮装してます♪」感が全くないんです。

お兄さんもおばさんもお爺ちゃんも、


真顔。


あたかも普段着をまとっているかのように、
当然だろって顔で歩いています。

「さすがカーニバルの街やわぁ」
と感心。


1つ私は大きな勘違いをしていたのですが、
これは観衆がただ仮装したパレードを眺めるイベントなどではなく、
街中のすべての人が仮装して騒ぐイベントなのでした。

ちょっとした観光気分で行った私服の私たちは、明らかに浮いている。
この日この街で私服の人類など絶滅危惧種です。

がっつり仮装してくるべきだった。
後悔とともに変な闘争心が湧いてきます。

何も用意はないけど、なんとしても一緒に楽しみたい。混じりたい。
ということで、次善の策として急きょ顔にメイクを施すことに。

ちょっとしたことでいいんです。
動物っぽい鼻やヒゲ、眉毛を増やしてみたり目を特徴的にしたり。
ケルンの人びとの仮装は、はっきり言ってクオリティ高くないです。
ただカツラをかぶったり、着ぐるみ着たりだけも多い。
手作りっぽい衣装も、日本のハロウィンを見慣れていたらなんてことありません。

しかしそんなのは何だっていいんです。大事なのは一体感。

特に年配の人たちが当たり前のように仮装しているのを目の当たりにして、
伝統が持つ力強さを実感しました。

空気を肌で感じる、とはまさにこのことです。
こればっかりは写真では分かりませんね。とにかくすごいです。

ケルンのパレードの様子

そしていざパレードが始まると、
次々と独特な人形や装飾を乗せた車がまわってきます。

ケルンのパレードの様子

このちょいダサ感、いかにもドイツっぽくていいですねぇ。

褒めてます。


伝統的な衣装はやっぱりいいですね

観衆はパレードの行列に向かって

「カメレー!!」

と叫びます。これは「お菓子くれ!!」というメッセージです。



車の上からお菓子を投げる投げる。


ちっちゃな子も一生懸命投げる。


これを観衆が一生懸命キャッチするわけです。

パレードからのお菓子を狙う子供
頭脳派の子供たち
沿道の建物の窓にもたくさんの見物人。
傘を逆さにして待ち構えるのも地元じゃ基本テクニックです。


お花は投げずに手渡し。


みんな幸せそうな表情です。


パレードカーが去ると、あたりはゴミのようなお菓子で溢れます。
特に道幅が広いところだと、子供が投げても観衆に届きません。健気。


こちらはうつむくフォルクスワーゲン(笑)


時事風刺ネタも定番のようです。







なぜかと理由を説明するのも難しいのですが、
パレードはすっごく楽しかったです。

そこでは誰もが主役でした。



私たちはパレードもそこそこに引き上げ、
ケルンのビールを飲みに何軒か巡りました。

こちらは今回の戦利品。
ちょっと食べてしまいましたが、なかには結構なサイズのものも。


大きめのチョコレートの箱がおじさんの頭に直撃した時には、
さすがに一瞬ヒヤリとしました。

でも笑っていたので大丈夫でしょう。その箱はありがたく頂戴しました。


パレードはここを訪れないと間違いなく味わえない楽しみでした。
まだの人も来年はぜひ遊びにいってはいかがでしょうか。



参考になるか分かりませんが、参考までに。
ケルンのカーニバル観衆の仮装比率(独断):
それっぽい衣装  27%
着ぐるみ        23%
変なカツラ      21%
キャラコスプレ    19%
警察・FBI系       7%
私服             3%

キャラクターものはマリオやダースベイダー、
ドラゴンボールの孫悟空などなど様々でした。

悟空は金髪しかいなかったですね。来年あたりはゴッドの青髪が登場するでしょうか。

コスプレ好きな人はドイツで注目の的になれますのでオススメです。
日本人のそれはクオリティが高いですから、見せつけてきてください。

そして私たちの無念を晴らしてください。